10月31日に行われたみちのくプロレス庄内チャリティ大会を
観戦してきました。
みちのくプロレス・オフィシャルサイト「試合日程・チケット情報」
みちのくプロレスは私が始めてナマで見たプロレス団体という
思い出深い団体なのですが、一時期総合格闘技やK-1に浮気していたのと
仕事やら何やらが色々あった結果、
なんと約15年ぶりの観戦となりました。
インディーの良さ
みちのくプロレスはインディー団体と呼ばれる比較的小規模な団体です。
そのインディー団体の売りといえば、観客との距離の近さ。
物理的な距離が近いだけあって観客との掛け合いもやりやすく、
会場全体が一体感を持ちやすい。
モチロンそうさせるためには選手の技量が必要ですが、
そんな心配はこの団体には不要です。
スタイルの振れ幅が素晴らしい
第一試合特有の若手のチャレンジマッチから
第二試合のじっくりと魅せるレスリング
(個人的にこういった試合が一番好きです)。
第三試合では会場全体を使ったハチャメチャなファイトスタイルと続き、
休憩まで息をつかせない流れはプロレスの懐の深さを感じさせてくれました。
第四試合は個人的なこの日のベストバウトで、
のはし選手の試合運びの上手さからの
フィニッシュの逆打ちへの流れは見事の一言。
メインイベントはGAINA選手の、その巨体からは想像もできない
美しいブリッジや卍丸選手のバチバチファイト、
Ken45°選手のその見た目からは意外な?テクニックと見所満載。
この日もっとも多くのワザを受け、それでいて試合に勝利して大会を締める。
その後も会場出口で観客一人ひとりと握手して見送る姿勢は本当に頭が下がります。
おかげでなんとも言えない幸福感と共に会場を後にすることが出来ました。
意外なMVP?
というわけで大満足な大会となったのですが、
この大会が盛り上った理由の一つに
使用した体育館が上げられると思います。
今回の大会は勤労者体育センターという小規模な体育館で行われたのですが、
それゆえ観客がぎっしり詰まっている感じが出ていたし、
音が良く響くため打撃音だけでなく選手の息遣いまで感じられ、
一体感のある大会に仕上がったのだと思います。
思いがけず興行におけるハコ選びの重要性を教えられました。
来年また会いましょう!
メイン後の気仙沼二郎選手のマイクによると、
どうやら来年もこの大会が期待できそうです。
というわけでみちのくプロレスの皆さん。
来年(出来ればこの会場で)また会いましょう!