安西英雄の備忘録

人生をよりよくするために何が出来るか考え実行中。

人が死ぬとき

私は介護士として働いていますが、

この仕事をしていると人の死に

出会うことが結構あります。

 

最近勤務先の介護施設でも

二人の方が亡くなりました。

一人はもうすぐ亡くなるだろうなと

わかっていた方です。

年齢的にもそうですし、

身体の状態から見ても

長くはないと分かっていました。

 

だからご家族とのお別れも出来たし、

みんな覚悟も出来たと思います。

私自身亡くなったと聞いたときは

比較的落ち着いて受け入れることが出来ました。

 

もう一人の方は突然でした。

私が遅番で帰る前には普通に歩いていて、

いつもと特に変わらないように見えました。

それがその日の深夜に急変し、

朝方には搬送された病院で亡くなったそうです。

こういった別れ方は本当に驚きます。

 

このように介護士としていろんな方が

死ぬときに立ち会ってきました。

もちろん介護士としての経験は

そんなに長くはないのですが、

それでも人が死ぬときとは

いつどんなときかなんて

全く分からないのだなと思い知らされます。

 

私は介護士として働いて、

こういった経験が出来たのが

一番大きかったと思います。

 

「人はいつ死ぬか分からない」

「人はどう死ぬか分からない」

 

そんな当たり前だけど実感できないことを

何度も目の前で見てきた。

だからこそ自分自身の人生を

後悔無いよう生きようと思えた。

 

私もいつか死にます。

それはいつどんな形か分かりません。

出来ることならその時は

「悔いの無い人生だった」

と思えるようにしたいものです。