介護福祉士を養成する学校の定員が
5割を割っているようです。
介護福祉士ピンチ…養成校入学、定員の5割切る (読売新聞) - Yahoo!ニュース
私は介護の仕事を始めてもうすぐ4年になりますが、
正直に言って介護福祉士なんて
学校に通ってまで取るものじゃないと思っています。
理由をいくつか挙げます。
まず介護福祉士は学校に通わなくても
取れる資格です。
[介護福祉士国家試験]資格取得ルート図:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
無資格で働き始めても3年経って
実務者研修を受ければ受験資格が得られます。
以前に比べて研修費用などが改悪されましたが、
それでも学校に通うよりずっと安いし
時間も掛からない。
わざわざ学校に通う必要はありません。
介護福祉士を取っている人が
優秀かどうか?という点も
「人それぞれ」としかいえません。
資格を持っていても使えない人もいますし、
持ってなくても優秀な人はいます
(もちろん逆もありますが)。
この二つ以上に問題なのが、
「そもそも介護の仕事を続けていけるのか?」
という事です。
介護の仕事は皆さんの想像通り
キツイ・汚い・給料安いという
ロクでもない仕事です。
これらの理由から辞める人も結構います。
わざわざ学校に通って資格を取り、
いざ就職したけど続けられなかった…
なんて悲惨としかいえません。
それともう一つ。
介護という仕事は皆がやりたがらないので
常に需要>供給という状態です。
未経験の50過ぎのおっさんでも
就職できるくらい働く場所にも困りません。
そのくらいいつでも始められる仕事です。
だからもし介護の仕事を始めようと思っても、
その選択肢は最後でいいです。
どうせいつでも始められるのだし、
他の選択肢があるならそっちの方が良いでしょう。
始める場合でも無資格で問題ありません。
最初は働きながら初任者研修を受けることになりますが、
それさえ取れば普通に働いていけます。
そうやって働き出して介護でやっていけると思えば
必要に応じて介護福祉士を目指してもいい。
介護福祉士なんてこの程度の資格です。
ということで私は介護福祉士なんて
学校に通ってまで取る資格じゃないと思っています。
どうせとっても多少時給が上がる代わりに
アホみたいに仕事と責任を押し付けられるだけなんだし、
それだったら資格を取らずに末端で
気楽に働いているほうが良いと思いますけどね。