梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
を運営する水無瀬ケンイチさんの著書。
発売当初に買って何度か読みましたが、
相場が不安定になりそうなこの時期に
もう一度読んでみようと再読しました。
結論から言うとこの本は
「投資が趣味でも仕事でもないが資産形成はしたい人」
が読むべき本だと思います。
なにせこの本を読めば投資の始め方から
ファンドの選び方、証券会社の選び方、
運用時の心構えに暴落時の現実まで、
個人投資家が学ぶべきことが
個人投資家目線で書いてあるのです
(しかもやろうと思えば誰でも出来る方法を)。
特に第5章
「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」
は絶対見読むべきです。
あのリーマンショックが如何に凄まじかったかが分かるし、
その後のV字リターンの凄まじさも分かります。ここを読めば
「同じことが起きたとき自分は資産運用を続けられるか?」
とリアルに自問自答することが出来るので、
特にアベノミクス以降に投資を始めた方は必読です。
最後になりますが、資産形成自体は
やろうと思えば誰でも出来ます。
大変なのはそれを続けることで、
実際私も自分のやり方を確立するまで時間が掛かりました。
そんなときに続けることの大切さを教えてくれるのも
この本の良さだと思います。
あのリーマンショックから10年以上経ち、
近いうちに暴落が来るのでは?と囁かれる今だからこそ
この本をじっくり読むのもいいかもしれませんよ。