安西英雄の備忘録

人生をよりよくするために何が出来るか考え実行中。

もう後悔はしたくない

3月3日、偉大なプロレスラーハヤブサ選手が亡くなりました。

 

プロレスラーのハヤブサさん死去

 

プロレスファンとして本当にショックで、

正直まだ信じたくありません。

このニュースを知って色んなことを考えたのですが、

一番後悔したのがハヤブサ選手を生で観たことが

一度もなかったことでした。

 

ちょうど私がプロレスと出会った頃(98年くらい)、

ハヤブサ選手はすでにインディープロレス界のスターでした。

100キロを超える肉体でありながら華麗な空中殺法を繰り出す

その姿に沢山のファンが魅了されました。

 

当時の私は雑誌でその活躍を知り、

ハヤブサ選手が参戦した全日本プロレス中継の試合を観て

衝撃を受けたのを今でも覚えています。

「いつかハヤブサの試合を観たい」

そう思うようになるのは自然な事でした。

 

それから時が過ぎ、総合格闘技に浮気をしていた私が

久しぶりにプロレスに戻ってくると、

ハヤブサ選手は試合中のアクシデントで

頸椎損傷という大怪我を負っていました。

「もうハヤブサの試合を観ることは出来ないのか…」

一度目の後悔でした。

 

しかしハヤブサ選手は諦めていませんでした。

立ち上がることすら出来ない状況から懸命なリハビリを行い、

補助付きで歩けるまで回復しました。

絶望的な大怪我を負いながら再びリングに上がる事を

決して諦めていませんでした。

 

そんななか届いた「ハヤブサ選手、死去」の一報。

本当にショックでした。

ハヤブサ選手の色んな思い出が頭を駆け巡りました。

そして気づいたのです。

「俺、ハヤブサに会ったことがない」

二度目の後悔でした。

 

ハヤブサ選手は大怪我を負った後も

歌手活動やイベントに参加するなど、

精力的に活動されていました。

会いに行こうと思えば会える存在でした。

でも私は会いに行かなかった、

いつか機会があればとずっと考えていた。

その結果、その機会は永遠に訪れないものとなった。

 

「後でやればいい」とは、その機会が永遠になくなる

可能性が発生することだと初めて理解した。

そんなことはちょっと考えれば分かることだけど、

本当の意味で理解したのはコレが初めてだった。

 

これからの人生、もう後悔はしたくない。

本当にやりたいことは全部やる。

チャンスがあったら迷わず飛び込む。

この想いは絶対に忘れない。

 

最後になりますが、ハヤブサ選手のご冥福をお祈りいたします。

貴方の闘う姿は死ぬまで忘れません。