将来の年金に対する不安に「年金で生活できるのか?」
というものがある。
コレに対する答えは「それぞれの生活コスト次第」
としか言いようがないけど、
それでも世間一般的に言われているより
ずっと少ない額で生活できるとしたら、
それは大きな安心感を与えてくれる。
著者は「月15万円の年金生活」を実践することで、
コレでも幸せに生きていけることを証明してくれる。
現状の把握
将来働かなくなった時のためにいくら必要なのか?
その答えは各自で違う。
世間の平均がいくらだとか、
そんな他人の数字に 意味はない。
まず今の生活費がいくら必要なのか?
そこを把握することから始まる。
家計簿をつけてみる
それにはまず家計簿をつける必要がある。
細かい数字まで記録する必要はないけど、
大雑把でも何にいくら使っているのか
リアルに実感できればいい。
年金はいくら?
月々の生活費がわかったら、
それと年金の見込み額を比べれば
自分にいくら足りないorいくら余裕があるかわかる。
あとは必要な額を貯めればいい。
年金の見込み額は「ねんきんネット」で調べられる。
もっとも「実際にもらえるのかどうか」はわからないが、
ある程度の目安にはなる。
年金に頼らないなら
「年金は信用できない」
こう考えているなら自分で用意するしかない。
預金でも投資でも方法は何でもいい。
自分が納得できる方法で、
自分年金を作るしかない。
知識を得る
資産を作る一方で、知識を得ることも忘れてはならない。
著者は経理のプロとして定年まで勤め上げた経験から
この「年金15万円生活」を実現してる。
知識のあるなしで必要なお金は全然違ってくる。
諦めも肝心
年金生活を送るような歳になると健康の問題も出てくる。
ある程度は治療できるけど、諦めも肝心だ。
認知症や癌は年齢が上がれば発症率が上がるから、
長生きしていれば誰もが罹る。
諦めも肝心だ。
頭も身体も自由でなくても生きてたいなら、
それが本当に幸せな事か考えたほうがいい。
介護の仕事をしている私としては、
頭も身体も自由にならないなら死んでるのと同じだと考えている。
人生の後半をどう過ごすかは、
前半をどう過ごしたかでほぼ決まる。
挽回できている人はほとんどいない。
未来にとらわれ過ぎるのも問題だが、
たまには人生の後半について真剣に考えるのをオススメします。