安西英雄の備忘録

人生をよりよくするために何が出来るか考え実行中。

ずっと、大好きです

6月3日、全日本プロレス青木篤志選手が

交通事故のため亡くなりました。

 

www.all-japan.co.jp

 

一プロレスファンとして青木選手のことはNOAH時代から

知っていましたが、特に注目するようになったのは

ここ数年、全日本プロレスに移籍してからでした。

 

プロレスの基本であるレスリングの技術が圧倒的で、

王道からインディーまで様々なスタイルに適応しつつ、

それでいて青木篤志の色を失うことはない。

加えてどんな戦いにも論点を見出し、

青木選手が関わる試合の全てを注目すべきカードにする様は

まさにプロレスラーとしてあるべき姿だったと思います。

 

またニコニコプロレスチャンネルで月に1度放送される

毒演会は青木選手のプロレスに対する考えを聞ける

貴重な場であり、私たちファンからの質問にも

気軽に答えてくれることもあり

私も毎月楽しみにしていました。

 

実は事故当時、この毒演会をやる予定でした。

しかし放送が始まっても青木選手が到着しなかったため

繋ぎの放送が流れていました。

最初は単純な連絡ミスとかかな?と思っていたのですが、

1時間経っても現れず段々心配するコメントが増えていきました。

その間運営スタッフと全日本プロレスの広報の方のやり取りが

随時コメントとして流れていたのですが、

結局最後まで青木選手が現れることはなく、

不安な気持ちのまま番組は終了しました。

 

そして今朝。

朝起きてツイッターをチェックしたとき

トレンドに「青木篤志さん」という言葉が。

本当に嫌な予感がしました。

「選手」ではなく「さん」と書いてある部分が

恐ろしく見え、その予感が外れてほしいと

心から願いました。

 

しかしその願いは届きませんでした。

その後も嘘であってほしいと願い続けたのですが、

いくら調べても結果は同じ。

さらに段々と関係者のコメントも見つかっていき、

ついには全日本プロレスからの公式発表がなされました。

 

本当に悲しかった。

心臓が抉られるような感覚で、

ただただ悲しかった。

それなりの年齢になったし介護の仕事もしていたから

「人はいつか死ぬ」ということを理解しているつもりでしたが、

本当に大事な人の前ではそんなことは全く関係ないのだと

強烈に思い知らされました。

 

今は悲しさと虚しさと、もっと貴方の試合を

見に行くべきだったという後悔しかありません。

青木篤志さん、今までずっと大好きでしたし、

これからもずっと、大好きです。

 

青木篤志さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。