今の職場でよかったと思うことの一つが残業がほとんど無いこと。
ほぼ毎日定時後の10分以内に職場を出ていて、
定時後30分以上職場に残ったことは入社して2年で数えるほどしかない。
私は残業が大嫌いなので、これは非常にありがたい事だ。
残業が大嫌いな理由は過去の職場にあって、
今回は最初の職場での体験を振り返ろうと思う。
代わりがいない?
私が最初に就職したのは金属加工会社で、
そこでは品質管理を担当していた。
問題はその品質管理を担当するのが職場で私一人だったということだ。
正確には当時私が勤めていた工場とは別の工場にもう一人いたが、
「その工場で完成したものは、そこで検査まで終わらせる」
という方針だったので、その人を頼ることはほとんど出来なかった。
こういった状況だったため私一人で品質管理を担当することになった。
仕事の内容上品物が完成してからが私の出番で、
当然ながら加工が終わらなければそれまで待たなければならず、
残業することが頻繁にあった。
時間が読めない
中でも酷かったのが夕方急に残業を頼まれるパターンで、
定時直前になって「終わるまで待ってて」と言われて
徹夜したこともありました。
ある金曜日には「土日のどちらかで出来そうだから自宅待機してて」
と言われて連絡が入ったのが日曜日の夕方。
土日はゆっくり休めなかったあげく
待機していた間は当然手当ても無い。
あの時は本気でブチキレそうになりました。
とにかく時間が読めなかった。
仕事の後に何かやりたい事があっても
残業に潰されることが何度もあった。
この職場を辞めた理由は色々あったけど、
こういった体験の積み重ねが一つの理由になった。
自分の時間を
そういった事があって残業を嫌うようになった。
残業によって二度と戻らない自分の時間を
奪われるのを嫌うようになった。
私が今の「低賃金だけど定時で帰れる職場」を
受け入れることが出来る原点がコレです。
残業してお金を稼ぐより、
二度と戻らない自分の時間を優先したい。
この考えは一生変わらないと思う。