安西英雄の備忘録

人生をよりよくするために何が出来るか考え実行中。

不老不死のつもりですか?

介護施設で働いているとたまにこんなクレームがある。

「親の状態が落ちている。どういうことか?」

このクレームは本人から入ることもある。

「この施設に入ってから体力が落ちていった」

みたいなクレームである。

ハッキリ言えば状態が落ちるのは当たり前です。

だって年を取れば誰だってそうなるんだから。

 

そりゃあ施設側のミス(怪我をさせたなど)なら分かりますが、

90歳を超えた親に半年振りに会って状態が落ちてるって

そりゃ当たり前でしょうとしか言いようがない。

そもそも施設に入らなければいけないほどの状態だったのだから、

そこから多少の維持はあっても状態が上がることはまず無い。

年を取れば体は衰えるという事を理解していないのでしょうか?

 

もしかしたらこの人達は不老不死が

存在すると思っているのでしょうか?

自分は年をとってもいつまでも健康で

元気でいられると思っているのでしょうか?

そんなわけありません。

誰でも年を取れば体も頭も衰えます。

不老不死なんてありえないし、

人はいつか必ず死にます。

それを頭で理解していないからこうなるんです。

 

私は不老不死どころか自分が平均寿命まで

生きれるかどうかも疑っている。

平均寿命まで生きれてもそれが

「健康で元気な状態か」も

どうなるか分からないと思っている。

だからやりたくない仕事はさっさと辞めたいし、

自分が本当にやりたい事を集中してやれる環境を

いち早く整えたいと考えている。