安西英雄の備忘録

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5/5アイスリボン ラジアントホール大会②

5月5日に横浜ラジアントホールで行なわれた

女子プロ団体、アイスリボンの興行を観てきました。

公式サイトの結果がコチラ↓

女子プロレス−アイスリボン−official site

この記事はその①の続きです。

5/5アイスリボンラジアントホール大会① - 安西英雄の備忘録

 

第四試合

この試合も凄く面白かった。

自分の世界に引きずり込みたい松本選手と

付き合いたくない世志琥選手。

試合が進むにつれて勝敗上は

勝ちに近づく世志琥選手が

それでも松本選手の世界に引き込まれていき、

最後にはY字バランスを決めたシーンがハイライト。

試合に勝ったのは世志琥選手ですが、

勝負に勝ったのは松本選手という印象でした。

 

個人的にプロレスの良さって

勝敗に関係なく両者のいい部分が光る、

両者の格が上がることがある事だと思うのですが、

この試合はまさにそんな試合でした。

両選手の良さを十分に出した上で

松本選手の上手さや世志琥選手のコミカルさという

普段のちょっと違った部分を出して試合を終える。

若手が増えているアイスリボンにおいて

凄く参考になる試合だと思います。

 

第五試合

今年から本格的に女子プロを観だした自分にとっては

女子プロ界トップクラス同士のシングル。

しかしずっとアイスリボンを追いかけてきた人にとっては

松本浩代事件」が絶対に出てくるシングル

(詳しくはググってください)。

 

コレもプロレスの良さなのですが、

長い間見ていると点と点が繋がって線になって

壮大なストーリーになることがあるんですよね。

ただこれもちゃんと点を作れて

線になるまで続けることが出来ないと

トーリーにはなりえない。

この二人はちゃんと点を作り続けて

それが今回線に繋がった。

戦った本人もそうだけど、

当時を観ていた人はもの凄い充実感だったと思う。

 

試合の方はこの二人が闘ったら間違いないですよね。

松本選手はパワーで攻め込み、

藤本選手はスピードとテクニックで対抗する。

純粋に女子プロ界トップクラスのシングルとしても面白いし、

歴史に思いを馳せてもいい。

一つのストーリーの完結であり続きも期待できる。

本当に素晴らしい一戦でした。

 

メインイベント

タッグ選手権。

アイスリボンの申し子のような王者組みと

下克上を宣言したGEKOKU娘の挑戦者。

以前も思ったのですが、

弓李選手って想像以上にタフだし

パワー(というか投げる力?)もあるんですね。

圧倒的に体格を上回るくるみ選手を投げきったり

猛攻を切り替えしたりとそこはやはり

「プロレスラーって凄い」ってなりますよね。

 

少し残念だったのは試合内容が想像の範囲内だったこと。

1月のラジアントで初めて観たときは

完全に想像以上の戦いで、アレがあったから

アイスリボンを見続けようと思ったのですが、

今回は想像の範囲を超えることはなかった。

もちろんいい試合だったし満足もしたのですが、

メインでタッグ選手権なのだから

想定を越える事をしてほしかった。

要求は高いと思いますが、アイスリボンの選手なら

出来るとも思っているんですよね。

まあGEKOKU娘の二人はタッグを組んで日が浅いし、

コレから良くなるんだろうなと思えたので

次回以降に期待したいと思います。

 

ということで今回も非常に満足のいく興行でした。

6月にまた横浜で大会があるので観に行きます

(チケット購入済み)。

アイスリボンの選手・スタッフの皆様、

そして一緒に観戦して大会を盛り上げてくれた観客の皆様、

素晴らしい時間をありがとうございました。