2006年3月に最初の就職をした。
当初は将来への漠然とした不安があり、
なんとなく貯金をしていた。
金のかかる趣味もなかったので年間100万円以上貯めていて、
このことが将来、私を支えてくれる土台となった。
リーマンショックが起こり会社の給料が激減すると、
給料以外に収入源が欲しいを思い投資を始めた。
本格的に始めたのは2010年からで、
今では40歳でのリタイアを現実的な目標に出来るようになった。
その頃今の仕事がダメになったときの保険が欲しいと考えるようになり、
2011年にホームヘルパー2級の資格を取った。
実際に介護の仕事を始めたのが2013年で、
今では日本中どこでも働けると思えるようになった。
投資を始めてからそれまで以上に節約を意識するようになった。
欲しいモノよりも必要なモノを買うようになった。
段々出費は減っていき、去年の年間支出は100万円を切った。
2015年からは断捨理をはじめた。
それまでも断捨離という言葉は知っていたし、
時々モノを捨てていた。
でもこのときは捨てる量がそれまでとは段違いで、
タンスや勉強机、思い出の品まで捨てまくった。
おかげで持ち物はごっそり減った。
そして2016年。
私は今年の夏から東京で一人暮らしを始める。
やりたい事をやるために。
やりたい事をやりやすくするために。
落ち着いたら介護の仕事を始めるが、
働くのは週4日以下。
介護の時給が上がってるからそれで十分に暮らせる。
持っているモノは少ないし、支出も少ない。
いざとなったら貯金や米国株の配当もある。
東京で暮らすのがシンドクなったら別のところに引っ越したり、
実家に戻ることも出来る。
介護の仕事はどこでも出来るし、
人手不足だから求人は常にある。
今私は「よりよい人生」を目指せるようになった。
そのための一歩を踏み出せるようになった。
ここまで来るのに10年掛かった。
でもこの10年は全部つながっていた。
この10年で手に入れたモノ、
身につけたモノが今の私を後押ししてくれている。
私にとっては絶対に必要な10年だった。