投資をやってるがジム・ロジャーズの本は一度も読んだことがない。
なので図書館でたまたまその名前を見つけて手に取ったのは
「なんとなく」と言う他ない。読んでいる時も
「優秀な人だから出来ることだろ?」とか、
「そういえばあの本にもこんなこと書いてあったな」とか、
言ってみればありきたりな感想しかなかった。
ところが読み終わる直前。
60あるキーワードの59番目に出てきた言葉にやられた。
「お金で買えるものは自由」
自由への切符
実は私はジム・ロジャーズという人のことは
「凄い投資家」くらいの認識しかなかった。
だからかもしれないが、彼は遠くの世界の人という印象があった。
実際資産規模で行ったら彼と私は月とスッポンだし、
遠くの世界の人という表現は間違いではないだろう。
しかしそんな人が「お金で自由を買う」という
私と全く同じことを考えていたという事実が衝撃だった。
人生でやりたいことがある。
やりたいことをやるには会社に勤めていたら難しい。
だから自由を手に入れるためにお金を稼ぐ。
やりたい以外のことにはお金は使わない。
私は今、全く同じことを考えている。
使い切れないような資産を持つ大富豪と、
本業の年収が200万円以下のワーキングプアが
同じことを考えているというのがなんだか面白い。
結局人というのは支配を好まず、
自由を求める生き物なんだと思う。
自分が本当にやりたいことを探し実行する。
そこに人生の喜びがあり、
人が動物と一線を画すところなんだろう。