介護の仕事を選ぶ人にはそれぞれ事情がある。
純粋に「人の役に立ちたい」「お年寄りの世話がしたい」なんて人もいれば、
「介護くらいしかやれる仕事が思いつかなくて仕方なく」なんて人もいる。
前者はともかく、後者の場合よく考えたほうがいい。
介護の仕事を選ぶのは最後でいい。
だって介護の仕事なんて50過ぎのおっさんでも始められるんだから。
需要>供給の仕事
介護の仕事にいいイメージを持つ人は少ない。正確には
「他人がやってくれるならいいけど、自分はやりたくない」
というイメージ。
加えて少子高齢化の日本では介護の需要はしばらく減りそうにない。
この結果介護は「やりたい人が少なく需要が多い仕事」となっている。
すると現場ではどうなるか?
職員の取り合いになる。
誰でもいい、それこそ50過ぎのおっさんでもいいから
職員を確保したくなる。
つまり今の日本において介護の仕事とは
「(ほぼ)誰でも始められる仕事」となっている。
「給料が安い」という絶対的なデメリット
介護の仕事の最大のデメリットがこれ。
地域や保有資格によって差はあるが、
年収は大体200~400万円と言われている。
(ちなみに私の去年の年収は約180万円)
キツく汚く、場合によってはギスギスした
人間関係に悩まされながらこの年収。
大抵の人はやってられないでしょう。
始めるのに資格は要らない
「介護の仕事を始めるときって資格が必要なんでしょ?」
そんな疑問を持つ人もいるかもしれない。
確かに求人票をみると必要資格のところに
「介護職員初任者研修(以前のホームヘルパー2級)」
と書かれていることが多い。
しかし実際にはこの資格がなくても問題ない。
介護で働きたいが資格を持ってないことを告げると
「じゃあ今から取ってください」
となって採用となり、その後働きながら資格を取ることになる。
つまり介護の仕事は、資格がなくても働く意思さえ示せば
ほぼ間違いなく採用される。
資格はなくても採用に問題はない。
介護の仕事を選ぶのは最後でいい
以上をまとめると
・需要>供給がしばらく続く業界
・給料が安い
・資格がなくても始めれる
というのが介護の仕事となる。
こんな「いつでも始められる仕事」を最初の選択肢にする必要はないし、
何かあったときの為に介護の資格を取る必要もない。
介護の仕事を選ぶのは最後でいい。
それまでは他の選択肢をもっとよく考えたほうが絶対いい。
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